思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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アルフレッド・シュッツ(1899-1959)




『社会的世界の意味的構成 理解社会学序説』1932

シュッツの生前唯一の出版、フッサール(1959-1938)にも送り、両者の交流が始まったと言われている。ウェーバーの理解社会学の他にベルグソンあたりも含まれている内容のようである。


『ストレンジャー』1944

フッサールが亡くなった1938年、シュッツはオーストリアを離れ、フランス、アメリカへと亡命し、1939年にはマーヴィン・ファーバーと国際現象学会を設立し、機関誌『哲学および現象学研究』の編集に携わったそうだ。少なくとも『ストレンジャー』の時点でシェーラーの「相対的自然的世界観」やサムナーの「内集団」が考慮されているのが確認でき、またゲーテの「外国語を知らなければ自国語を知っていることにはならない」と似た内容がカール・フォスラーの名を用いて述べられています。

なおフッサールの「意識の志向性」「判断中止(エポケー)」「括弧入れ」については、すでにウィリアム・ジェームスに関する1941年の論文に認められる。


『平等と社会的世界の意味構造』1957

シュッツの中で最も理念的な集団間闘争について示された重要な論文と言える。サムナーの「内集団・外集団」「自民族中心主義」を枠組としながら、それぞれが異なった平等理念を正当としていることで生じる、そんな社会的な論争対立についての社会学的見方がわかりやすく説明されている。

マンハイムの『イデオロギーとユートピア』1929 の用語で言えば、平等理念に限定(部分的イデオロギー論であるが全体的イデオロギー論ではない)されてはいますが、両集団に相対的自然的世界観を適用されている点で特殊的イデオロギー論(原理の片面適用)ではない一般的イデオロギー論(原理の両面適用)に達しています。

それゆえシュッツの一般的イデオロギー論の立場を保持することによって、平等理念以外の考え(たとえばバーリンやハイエクの二つの自由概念)などにも応用して行ける枠組が準備されている(部分的イデオロギー論の拡張化)と言えます。



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  1. 2015/04/19(日) 00:00:00|
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