思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ゴーギャン(1897) ~何処から来て、何処へ行く~




ゴーギャンでお馴染みの『我々は何処から来て、何者で、何処へ行く』は十九世紀末(1897)のことでした。

ところで『ホモ・サピエンス homo sapiens』と言われていた雰囲気から、新たにフランスのベルグソンは『工作人 homo faber』1907、ドイツのカッシーラーは『象徴動物 animal symbolicum』1923、オランダのホイジンガは『遊技人 homo ludens』1938、そしてルーマニアのエリアーデは『宗教人 homo religiosus』と考えたようです。

何だかタレスが万物の根源を水と主張してから、ヘラクレイトスは火、アナクシメネスは空気など、次々に色々と現れてきた古代ギリシャ(ミレトス地域)の雰囲気と似ている感じです。

まあ結局のところ、『知恵を用いるのが人間』と言われていたホモ・サピエンス論の雰囲気の中、ちょっと知恵に自信のない職人が『工作するのが人間』と言ったところ、その発言を聞きつけた知恵も工作も苦手な作家が『象徴を操るのが人間』と言い、それからそれから知恵も工作も象徴も苦手な芸人が『遊ぶのが人間』と言うと、はたまた知恵も工作も象徴も遊びも苦手な聖職者も負けちゃならぬとばかり『宗教を持つのが人間』と言い始めた、そんなそれぞれの職業団体による看板合戦って感じも全くしないではないようです。

すると古代ギリシャではエンペドクレスが四元素説でまとめたようですので、人間観の場合にしましても工作・象徴・遊技・宗教などを混合した色々説ってことにしておきましょう。


問題はタレスから始まった根源(質料についての思考パターン)やホモ・サピエンスから始まった人間観(作用や効果についての思考パターン)の色々によって、ある思考パターンが洞察されるようになったと言うことです。

たとえ内容がいい加減であったとしても、そこから思考パターンが自覚されたり、あるいは社会的な自覚共有の参考資料も増えるわけでして、一種の『嘘から出た真』と言えましょう。


あと色んな人間観を収拾した後の立場としましては、ゴーギャンについて『我々人間は何をして来て、何をしていて、何をして行く』という疑問に、ちょっと変換してみたいところです。



.
スポンサーサイト
  1. 2015/04/15(水) 00:00:00|
  2. 世界史
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<【memo】気になる社会学用語 | ホーム | ターナー『儀礼の過程』1969 ~中心化の社会的相対性~>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gold1513.blog48.fc2.com/tb.php/546-52d416ec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。