思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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アインシュタイン

アインシュタインは相対性理論で有名になった理論物理学者である。"相対性"という言葉は、ある面において物理学に限らず、社会学、人類学、言語学など、あるいは人それぞれ意見が異なる議論の場についての考察にも問題提議を投げかける概念となった。

相対性理論には[特殊相対性理論」と[一般相対性理論」があるらしい。はじめの特殊相対性理論に属する1905年の論文「運動物体の電気力学」が、アインシュタインの偉大なる功績の発端である。
彼はただ物理学に詳しいだけではなかった。彼は物理学者にも詳しかったのである。マックスウェルの電磁力学、ローレンツの短縮の理論を人間物理学者が抱いている理論であることを知っていた。現存物理学理論の手に出していない部分を洞察し、統合するための哲学的領域に触れたために、なし得た仕事だと思う。
アインシュタインは当然[物理学]と[数学]の違いを知っていたと思われる。長さ、時間、同時性の"相対性"を満たす物理学理論を築くために、数学を用いた。現存の物理学理論の中に自覚されていない[数学性]を感じ、優先させるべき「光速不変」、「慣性系の相対性」の[物理学性]と見なし新たな数学的手法で特殊相対性理論を著したのだろう。しかし、あの有名な[E=mc2]が、質量とエネルギーの等価性を意味することが、私にはよくわからない。私にはただの[数学的帰結]のように思えてしまい、恐らくは[物理学的帰結]として捕らえるだけの特殊相対性理論に潜む何らかの[存在論的図式]が、私にはわかっていないないのだろうと思う。[数学]と[物理学]の境界線を知っていたであろうアインシュタインが言ったのだから、ただの直観とは思えない。

さてわざわざ特殊相対性理論の持ち出しだののは、言ってみればあらゆる理論には【存在論的な図式】が前提とされていることである。アインシュタインは"物理学の領域が数学的知識に譲られている状況"を特殊相対性理論を築いた時に見たのだろう。逆に言えば、特殊相対性理論とは、数学に物理学を【譲らぬ思考】の産物だった。
現代心理学や社会学も例外ではない。自らのその前提としている図式を見ようとしていない。またその前提された図式を組み立てる際には、過去の哲学などを利用してきている点を示したいがゆえに、ここでアインシュタインの特殊相対性理論を例にとった訳である。
実際、アインシュタインはライプニッツのモナド論、スピノザの汎神論、カントやマッハの認識論などの影響を多大に受けて、存在論的図式を築いていったと思われる。
性格論的理論とは言わば、周辺他者の抱いている現行の数学的思考に訴える物理学にすぎず、新たな数学的思考の普及に努め、新たな物理学を示そうとはしない。数学は物理学を築くための道具なのだが、自らの抱く数学を現実の写しと考え、まるで物理学のように扱っているようなものだ。
一方、知識論的理論とは、周辺他者の数学的思考の現行の社会的影響を説明しようとし、その数学的思考に欠ける物理学を示そうとする。言ってみれば知識社会学には【相対性知識社会学】の別名を持たせてよかろう。あわせて「知識社会学」の項をご覧頂きたい。

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  1. 2010/04/09(金) 06:55:21|
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