思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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ウイットフォーゲルとミュルダール(1957) ~先進国と共産国と第三国~




1957年、資本主義と共産主義の地域的相違を示唆したフランクフルト学派ウイットフォーゲル(1896-1988)の『東洋的専制主義』、先進国と後進国の経済交流おける持続的な制度文化の相違を示したスウェーデンのミュルダール(1898-1987)の『経済理論と低開発地域』が現れました。

ウイットフォーゲルは古代の水力社会と同様に遊牧民を含めた名残としての専制主義を見、それにたいする周辺地域の西欧や日本に資本主義的な先進国の地域を位置づけた感じで、ミュルダールは制度学派の立場から経済学に限定した不平等縮小の提案にたいして疑念を示し、むしろ不平等の累積的拡大を見ていたようです。

要するにウイットフォーゲルとミュルダールは、西欧先進国(中心)にたいして共産主義や第三世界(周辺)を含めたグローバルな分布図(グローバル化のことではなく、現実のグローバル的全体像のこと)を描こうとする方向にありました。

一方、1950年のリースマンやライベンシュタインは大衆消費社会に顕著な人々の行動様式に注目しましたが、それぞれ消費状況が異なった先進国、共産国、第三国との国際的相互交流を考えたわけではなく、また1960年のロストウやベルは資本主義的な先進国の新たな段階を中心に考えながらそれに追従する他国かのようにグローバルな分布図を描き、その相互交流の現状にたいしてはあまり問題意識が及んでいるとは思えません。


なお社会心理学の分野では、フェスティンガー(1919-1989)『認知的不協和の理論』1957 の年でもありました。



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  1. 2015/04/06(月) 22:00:00|
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