思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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ウォーラーステイン『近代世界システム』1974






ウォーラーステイン『近代世界システム』1974 では、中核部、半周辺部、周辺部といった図式が示され、グローバル的な分業状況を示された感じだったようである。

さかのぼること、資本主義と共産主義の東西問題が主な対立軸にあった中、多数の独立国が起こったアフリカの年(1960)やファノンの『地に呪われたる者』1961 などによって話題になり始めた第三世界であり、社会学の分野にも南北問題が入り込んだ感じとなりました。

そしてA.G.フランク『ラテンアメリカにおける資本主義と低開発』1967 やエジプトのサミール・アミン『世界的規模での蓄積』1970 の従属理論の影響もあって、ウォーラーステインの近代世界システムに至ったと考えられています。

第三世界や従属理論を駆使したフランク(1929-2005)、アミン(1931-)、ウォーラーステイン(1930-)らが同世代であったのにたいして、『経済成長の諸段階』1960 のロストウ(1916-2003)や『イデオロギーの終焉』1960 のダニエル・ベル(1919-2011)の世代は、東西対立からの離反に留まっていた感じでした。(『文明の衝突』1996 のハンティントンは 1927-2008)

ロストウやベルに、従来の「各文化圏内に関する大衆社会論」から新たな「文化圏競争を意識した産業社会論」への移行を見るならば、貴族主義的批判と民主主義的批判に分類したコーンハウザー(1925-2004)『大衆社会の政治』1959 は、世代的にも時期的にも大衆社会論から産業社会論へ移行する中間的な位置にあったと言えるかも知れませんし、リースマン(1909-2002)の『孤独な群衆』1950 は大衆社会論に属していることになります。またサリンジャー(1919-2010)『ライ麦畑でつかまえて』1951 にしても、参考になりうる一つの世代や時期の資料に値しましょう。


一方、フランス構造主義では『消費社会の神話と構造』1970 のボードリヤール(1919-2007)や『言葉と物』1966 のフーコー(1926-1984)がありますが、古くはウォーラーステインにも影響を与え、フランス・アナール派にも関わったブローデル(1902-1985)の『フェリペ二世時代における地中海と地中海世界』1949 には、特異な全体像が映されていたと考えられます。


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  1. 2015/04/03(金) 22:00:00|
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