思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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二刀流ルネサンス思考(1) ~新しすぎる歴史主義~




現在にいたる欧米や西ヨーロッパの先行性の理由の一つとして、『二刀流ルネサンス思考』があったと考えておきます。

まず現代日本でも一般的に知られている『ルネサンス』とは、キリスト教社会が優位にあった西欧において、台頭しつつあったイスラム文化圏の中で進められていた古代ギリシャ思想を取り入れたり、あるいはローマ帝国の勢いを理想に掲げた古代復興(ルネサンス)でありました。

しかし一方で、たとえばルターのような新たな免罪符の販売にたいしてキリスト教本来の復興(ルネサンス)を目指したプロテスタントの動きもあった点が、要するに今日の西欧の先行性につながったのではなかろうかと考えられるわけです。


その二刀流ルネサンスと命名しうる西欧の文化とは、ただその時々の一方に偏ったルネサンス志向の入れ替わりだったわけではなく、もちろん優勢な側の時代的入れ替わりがあったとは言え、それぞれ両者のルネサンス勢力が混在しながら時を経て来たのだ。

ところが日本で学ぶ世界史の『ルネサンス』は古代復興を意味する片側しか命名されておらず、当地の西欧でなされていた両者ルネサンス勢力の混在状況(命名の点では日本と同じく西欧でも片側だろうが)に理解が及びづらいのである。

おそらく世界史知識によって『古代復興(ルネサンス)』と『原理主義(プロテスタント)』に区分されてしまい、両者に共通するルネサンス思考が見極められずに進んで来たのだ。

こうして旧キリスト教勢力にたいしては新ルネサンス勢力、旧カトリック勢力にたいしては新プロテスタント勢力が派生した西欧史だったわけですが、しかしそれは決して旧から新への一律的な普及発展などではなく、今もなおローマ教皇が受け継がれ、同時にプロテスタント教会も残っていることからして、むしろ混在状態の歴史だったと見た方が正当でしょう。



【補足】

ドイツ歴史主義の始まりについては、一つに免罪符販売に至った過程を調べようとするルターの原理主義思考に注目したランケに見て取れますが、新たな歴史主義ではルネサンス(古典復興)をも古典原理主義と見なすことによって、両者の原理主義と両者のルネサンス思考を用いる、そんな二刀流が必要とされます。



フッサール(1859-1938)

『伝統とは、起源の忘却である』


アインシュタイン(1879-1955)

『創造のコツは、そのルーツをわからないようにすることである』
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  1. 2014/10/05(日) 14:25:30|
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