思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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動詞活用部分の子音イメージについて




【す】サ変『す』。漢字が入ってきてからは、現在の『する』や『じる』によって動詞化されているものを産出した。

【つ】人為的完了の助動詞『つ』。『放す』と『放つ』の対比が、わかりやすい一例か?

【ぬ】下二段『寝(ぬ)』。自然的完了の助動詞『ぬ』。ナ変『死ぬ』に、意味が集約?

【ふ】下二段『経(ふ)』。前後それぞれの持続状況や随時の変化過程を想定したものか?濁点化『ぶ』は『む』と近い互換関係にある。

【む】状態持続へ向けた自己再帰的な作用。下二段『める』と未然形接続『る』による自発化『まる』の対比が多数派生。比較的『ぶ』と近い互換関係にある。

【ゆ】受身・自発の助動詞『ゆ』。状態の自動詞が多い。片仮名・平仮名の元字は『由』。

【る】受身・自発の助動詞『る』。名詞の動詞化。男性的な片仮名では『流』、女性的な平仮名では『留』が基準に選ばれた。

【く】カ変『来(く)』。推移・移行作用の意味を含む?一般的なカ行については過去の助動詞『き』と絡み合い、イルカが歌った「なごり雪」に日本的な何かがあると思う。





「なごり雪」のカ行について


我々のそれぞれの時、それぞれの場所で行われているそれぞれのリアルタイムの動作は、日本語では動詞の終止形語尾ウ段に象徴される。それに併せてか、「なごり雪」では一人称単数であるリアルタイムの語り手を『ぼく』として表現している。

そうしたそれぞれの時、それぞれの場所で行われているそれぞれ各人のリアルタイムがウ段『く』に象徴されているのにたいして、漠然とした理解し切れない他者や過去の自分については名詞化もしくは過去化のイ段『き』に象徴され、二人称単数は『きみ』と表現されている「なごり雪」なのである。

そして不可解な様々な局所的リアルタイムのウ段『く』を隠しつつ通り過ぎる、そんな日常的な風景をイ段『き』に象徴させながら列記されて行く。

『汽車』
『君』
『気にしてる』
『季節』
『雪』
『東京』
『時』
『来て』
『綺麗』
『去年』
『動き』
『気づかないまま』

一方、ウ段『く』は一人称単数『ぼく』以外に、二人称『君』のリアルタイムにたいして三回、一人称『ぼく』のリアルタイムにたいして一回のみ使われている。

『つぶやく』
『くちびる』
『動くこと』
『こわくて』

君の口びるが「さようなら」と動くことがこわくて



特に最後の三つは一文に集約されており、しかも最後の二人のリアルタイムである。『口びる』と『動くこと』が最後の目撃しうるリアルタイム(ウ段『く』)になっており、他の未知なる不可解な領域は『君』と『綺麗』(イ段『き』)という象徴によって隠される歌なのである。

なごり雪(1975)


昔から「なごり雪」を耳にするたびに、やたらとカ行が気になっていたんだけど、おそらく日本語体系の動詞ウ段と名詞化イ段に、ちょっぴり関係しているんだろうね。

そして人それぞれの『気にしてる』と『気づかないまま』によって、日本の文化は作られたのでしょう。



今日も『く』の事実たちが、『き』の絵の具に染められていく。
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  1. 2014/07/13(日) 15:34:46|
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