思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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タミル語と日本語の関係 ~検討すべき事柄~




(1)日本語古語におけるラ行の不在(特に語頭)

動詞語尾におけるラ行(『見る』『乗る』など)にタミル語の影響を検討する必要あり。


(2)古語・上一段活用(『着る』『見る』など)、古語・カ変『来』、古語・サ変『す』に、それぞれ動詞語尾『-る』の派生原型を検討する必要あり。

古語・カ変『来』から現代・カ変『来る』への移行、あるいは古語・サ変『す』から現代・サ変『する』への移行は、終止形を古語・連体形に合わせた結果であって、すでに古語・上一段活用(イ段 + る)の成立においてなされていた同等の移行であろう。(もちろんカ変とサ変における連体形についても同様)

連体形や已然形から推定しますとカ変やサ変は上二段活用に近いように思えるが、しかし古語・上二段活用『起く』の連用形『き』が乙類であるのにたいして古語・上一段活用『着る』の連用形『き』は甲類であることからして、カ変『来』の甲類である連用形『き』は上一段活用の語幹もしくは語尾の方と深く関係していたと考えられます。(サ変『す』の連用形『し』には、もともと甲乙の区別がありませんが、カ変と同等の関連性に属していると推定される)

おそらく古語『起く』が現代において『起くる』ではなく『起きる』であることについても、甲乙の区別が関係していることだろう。


(3)動詞語尾『-る』『-す』『-ゆ』

ラ行の動詞語尾『-る』についてはタミル語に由来するものと前提して話を進めるが、『なる』と『なす』は大野晋の「日本語の起源」(岩波新書)のタミル語対応語の一覧に含まれており、動詞語尾『-す』についてもタミル語由来の結果と想定しうる。(それは同時にサ変『す』の由来であると推測しうる)

同書では『見る』もタミル語対応語の一つに含まれていることからして、『見す』や『見ゆ』の関連性も気になるところですが、専門資料には縁遠いため、それ以上の見解をくだせません。もし仮に『-ゆ』と『-る』、あるいは『-ゆ』と『-す』の関係がタミル語のある言葉において関連づけられるのであるならば、古語日本語において『見る』『見す』『見ゆ』にまとめられていたことを意味しよう。(『燃ゆ』と『燃す』、『栄る』と『栄ゆ』などが気になる一部である)





当ブログの基本姿勢としては、タミル語から日本語が派生したというよりかは、すでに一定の日本語体系があった中で外来語としてのタミル語を拝借したという立場です。たとえばタミル語においては r と l の区別がなされていたのにたいして、日本語にはない点が大きな根拠となります。

また日本語の古来からの体系については、特に動詞活用にまつわる母音変化に重きを置いておいた仮説であり、それはタミル語が渡来する以前に一定程度の日本語体系が確立していたであろうという前提に立って考察されています。

もし日本語の起源を求めようとするならば、母音を中心とした動詞や形容詞などの活用変化の類似性から探ることになる方法となりますが、しかし文法が似たお隣の韓国語にしても母音変化に関しては類似性が認められないため、相当の困難が伴うことになりましょう。
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  1. 2014/07/03(木) 00:06:37|
  2. 新しい日本人論
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