思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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イングランドとスコットランドの関係(1)~アングロ・サクソン系とケルト系~




正式なイギリスの国名が『グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国』という複数の連合を表していることは、よく内実はわからないまでも度々ささやかれてきた事柄であって、今や日本中に知れ渡っていることであろう。そこでイギリスの連合状態を理解する上で、17世紀からの同君連合(1603)や連合法(1707)にいたったイングランドとスコットランドの二つに限定した概略にふれておきましょう。



まずブルタニア(イギリス本土)に先住民ケルト系ブリトン人がいたことを始まりと考えますと、ローマ人の侵入(43)から撤退(410)までの『ローマン・ブリテン時代』で、その終焉の主要因は外民族の侵入とローマ帝国による徴税統治の限界と考えられます。そしてローマ撤退にいたらせた侵入民族の一つにはアイルランド地域にいたケルト系スコット人がいて、スコットランド地域やウェールズ地域に拠点を確立したようです。

また一方で大陸側のデンマーク地域からはイングランドの語源となったアングロ・サクソン人の侵入も始まり、ローマ撤退後に本格化した侵入ではアングロ・サクソン人と戦ったブリトン人の英雄アーサー王が現れました。しかし再度のアングロ・サクソン人の侵入で支配されたイングランド地域ではアングロ・サクソンの王国の分立となり、七世紀からウェセックス王エグバートの名目的統一(827)までを『七王国時代』と見れるでしょう。

ここで少しまとめておきますと、アングロ・サクソン七王国時代から名目統一にいたったウェセックス朝が現イングランド地域の母体と言えます。その後に新たな北方ゲルマン系デーン人の侵入によりデーン朝(1016-1042)の中断がありましたが、おおよそウェセックス朝(827-1066)ノルマン朝(1066-1154)プランタジネット朝(1154-1399)ランカスター朝(1399-1461)ヨーク朝(1461-1485)テューダー(1485-1063)と続いたイングランド地域です。




一方のスコットランド地域はどうであったかと言いますと、先住民の半ケルト系ピクト人を始まりとして考えることになりますが、イングランド地域が『ローマン・ブリテン時代』であったのにたいして、スコットランド地域はハドリアヌス塁壁(現イングランドの境界より若干南寄り)で侵入を阻止した地域となりました。そしてローマ人がブルタニア(イギリス本土)の撤廃へと向かう頃から、北アイルランド地域のスコット人が移動してきてスコットランドの母体となるダルリアダ王国という拠点を作ったようです。

そうなりますと先住ピクト人と移住スコット人の連携が気になるわけですが、それは南側アングロ・サクソン七王国の統一化や新たな外民族の侵入などにたいして結束したと思われ、アルバ王国としてスコット ・ピクト統合がなされたアルピン朝(848-1034)となりました。イングランド側のウェセックス朝(827-1066)による統一化も考え併せますと、九世紀中頃には互いに相手側の外敵対策による統一を意識しながら自国内の統一を働かせるようになったと考えてよいでしょう。

また度々イングランドから君臣関係が求められていた中でアーブロース宣言(1320)やエディンバラ・ノーサンプトン条約(1328)によりスコットランドの独立が認められ、やがてイングランドとの同君連合にいたるスチュアート王朝(1371-1603)が始まった点をおさえておきたいところです。





簡単なまとめ

(1)ローマ帝国の統治下にあったイングランド地域。ある程度の抵抗阻止を維持したスコットランド地域。

(2)ローマ人撤退後はアングロ・サクソン七王国時代になったイングランド地域。北アイルランドからのスコット人がカレドニア西岸に拠点を作り広がっていったスコットランド地域。



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  1. 2013/08/31(土) 23:06:09|
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