思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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作家型と登場人物型 (1) ~フランス写実主義とドイツ実存主義~




幾らかビートルズを聴き覚えると、たいがいジョンとポールのちがいについて気になり始めるものである。先にジョンのゲルマン系パッヘルベルとムンク、そしてポールのラテン系ラファエロとヴィヴァルディに分類しておきましたが、さらに加えてジョンの登場人物型とポールの作家型に分類しておこうと思います。



まず登場人物型と作家形の区別について示しておきますと、それは古代ギリシャのプロメテウスの立場に立つ登場人物型とアイスキュロスの立場に立つ作家型であり、アイスキュロスが『縛られたプロメテウス』を書いたという一点を残しておけば、その分類概要が理解できましょう。

つまりジョンは、プロメテウスに注意し始めたゲーテ、ショーペンハウアー、キルケゴール、ニーチェなど19世紀ドイツ語圏の実存主義に似ており、一方のポールはプロメテウスを含めた社会的状況を観察描写する写実自然主義文学の傾向にあります。

ポールはフランスのフロベールが自作『ボヴァリー夫人』1857 について『ボヴァリー夫人は私だ』と言ったことに習い、一定の社会観のもとで社会内の個人を確認し、一方のジョンはドイツ実存主義を習い、普及している一定の社会観を批判吟味しながら随時自分の社会観を示していく形をとった感じであろう。

Peper back writer

Got to get you into my life

まさにジョンのアルバム『ラバーソウル』に収められた In my life にたいしては次のアルバム『リボルバー』で Got to get you into my life を見せていたポールであり、そこにそれぞれ登場人物型や作家型から捉えた "my life" を吟味する余地が認められましょうし、またポールのヴォーカル (作詞作曲は不問) の Eleanor Rigby とジョンの Yer blues における "lonely" についても同様でしょう。


ドイツ実存主義 登場人物型

Strawberry Fields Forever

フランス写実主義 作家型

Panny Lane


ひとまずは二枚組アルバムである通称『ホワイト・アルバム』の曲から登場型と作家型の分類についてまとめておきたいと思います。

登場人物型であるジョンの Bungalow Bill はバンガロー・ビルと闘う自分の物語を示し、作家型であるポールの Rocky Raccoon は闘うロッキー・ラクーンの物語を用いて『ロッキー・ラクーンは私だ』を示す形となっている。

(ジョンの場合も『バンガロー・ビルは私だ』が生じますが、それは実存主義的思索の題材として用いられます)


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