思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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ブリティッシュ・インヴェイジョン




1963年11月4日、王室のロイヤル・ミュージック・パフォーマンスの演奏を果たしたビートルズは、翌年にはアメリカへ向かいエドサリバン・ショーに出演をしました。

Ed Sullivan Show Feb 9th 1964

当時のアメリカからすれば、イギリスのミュージシャンの活躍は珍しかったらしく、後に続くアニマルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスなどを含めて『ブリティッシュ・インヴェイジョン』(イギリスの侵略) と呼ばれたとのことです。古くはアメリカの星条旗の左上の部分にしても、はじめイギリスの国旗デザインが位置していたらしく、独立宣言 (1776) からの本国にたいする対抗意識が想定できるでしょう。



アメリカへ進出したイギリスのビートルズにたいしては、ビートルズ自身も渡米直前のパリ公演の時期に知り、メンバー揃って聴き込んだと言われれているアメリカの『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』も同1964年に全英アルバム一位を記録していたようですから、英米それぞれが無いものを求めていた形とも言えましょう。



強引に言ってしまえば、ブリティッシュ・ロックは二大政党制を基礎とした伝統にたいするグループ活動であり、アメリカはエルヴィス・プレスリーをはじめとする自由独立の表明であった。そのためビートルズの解散 (1970) は、イギリスにおける全般的な二大政党意識の減退化さえ意味する出来事とみなせるのである。

1960年代末には日本を含め中国、フランス、アメリカ、イタリア、ドイツなどで生じた学生運動も、たいしてイギリスでは騒ぎにならなかったのも、二大政党意識が共有化されていたためと思われます。

しかしそんなイギリスも1979年からのサッチャー政権による『保守政党からの民営化改革』によって、伝統的なバークの保守主義を伴う二大政党意識も薄れてゆき、結局は『競争による創造促進』が優勢になったのであろう。それはアメリカのレーガン政権や日本の中曽根政権にしても同様な動きだったのであり、サッチャー首相も重宝していたオーストリアのシュムペーター提唱の『イノベーション』が広まることよって、伝統的な二大政党意識の減退化につながったという仕組みだったのだ。

バラッドをお前に (1984)


その変化を映画音楽で言うならば、一方的に澄まし顔で審査している人々が登場する『フラッシュ・ダンス』が二大政党意識の衰退を象徴する。日本では木村拓哉が華麗に審査員を交わしながら、新たな対応を示す形で人気になったと私は考えているが、そんな彼の人気も一段落したゆえにAKBの台頭の時代になりえたと思えます。

キムタク人気は組織体制からの審査にたいする新たな自己領域の確保にあったと思われるが、AKB人気は組織体制への従属化である。キムタクは一般社会の匿名審査員にたいする『フラッシュ・ダンス』だったが、AKBは団体の『フラッシュ・ダンス』であり、業界審査員に支えられながら逆に業界審査員を支えようとする話題組織名をバックとした派遣進出である。

そうなのだ。イギリスの二大政党意識の共有化が拒まれた現代とは、『フラッシュ・ダンス』のような審査員的な裏事情が幅を利かせている時代なのであり、言論の自由の名の下で『嫌なら見るな』を訴えながら、自らの現行権限を自由競争による報酬と宣伝しているのである。

フラッシュ・ダンス

おそらく秋元康を教官役としたAKB主演によるリメイク版『スチュワーデス物語』'83 がテレビドラマ化されれば、この日本も大きく変われると思う。

『松本、桜の木になろう』



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  1. 2012/08/19(日) 20:15:54|
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