思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

太宰治 桜桃忌 ~プチ人物評価の社会学~




三鷹の太宰の墓と言えば、若い時分に一度だけ友達に誘われて見に行った記憶がある。

もともと自分は理系だったんだけど、彼から『人間失格』を奨められて、はじめて一冊文庫本ってやつを読み切ったんだよね。

ほんと、わかりやすかったよ。それまで『文学って何なんだよ』って思っていた中、『人間観やら社会観を投影させるもんなんだ』と、その一冊で悟った感じだったかな?

彼とは色々世の中のこと批評したり敬遠し合ったりしていた時期があったんだけど、きっと脈があると見込んだんだろうね、それで『人間失格』を奨めてくれたんだと思ったわけさ。

それに太宰擁護派と嫌悪派の物言いの状況で、日本的な価値基準による社会的結果も、だいたい見えたかな。

要するに心理学の間抜けな社会的君臨があり、人物評価の発信元が社会学の基本だって悟った感じだったね。



奇妙に思われるかも知れないけど、それからと言うものアインシュタインの特殊相対性理論、スピノザの汎神論、フッサールの現象学などと一緒に、太宰治、芥川龍之介、そしてパスカル、ラ・ロシュフコーを読み始めたんだ。

ジョン・レノンやボブ・ディランも聴いていたかな。

しかし聖書の研究を始めたのは、もう少し後だった気がするね。

とにかく『みんな繋がっている』って感じていたよ。

いやはや、何か下から目線が上手な方々が『上から目線』と名付けては、まるで自慢話しているように宣伝してくれそうだから、このくらいにしておいた方がいいね。

それから『草枕』が言うように『智が働けば角が立つ』し。



それにしても、又吉直樹は現代の太宰治の紹介に大きく貢献しているね。

流石だよ、あれだけ脱力系で紹介できるのは。皮肉じゃなくて。

彼は夏目漱石、芥川龍之介、太宰治という系譜も知ってるようだから、なかなかだと言えるよ。



まあ、大変な世の中さ。

知る才能はあっても、自分を認めさせる才能がないとね。

すると大衆受けする形にするか、エリート審査員に受ける形にするかが、はじめの一歩になるのかな?

エリートは『太宰はエリート文学者になりたくて失敗した』と思いたがり、大衆は『太宰は大衆文学者の代表になりたくて失敗した』と思いたがる。

人の不幸は、蜜の味。

しかし実際は、賞賛される失敗と軽蔑される失敗とに選別する審査員になろうと、それぞれが競い争っている。



結論

失敗評論家たちが成功哲学をふりまいては、世の中の恐縮や余裕計画を覗いている。

どうやら人々が欲しがっているプチ人物判定書を見極めるのが、物書きには大事そうだね。



太宰治・語録

『いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます』

(誰かさんが自己君臨に役立つために、どの不幸に『自業自得』と名付けようかと今日も探している。一さいが過ぎて行く中、手際よく)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
スポンサーサイト
  1. 2012/06/18(月) 22:30:47|
  2. 他人事天国
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバック URL
http://gold1513.blog48.fc2.com/tb.php/430-c286674f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。