思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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テレビ局分類論 ~組織体質と個人素質~

フジテレビ 対 日本テレビ

フジテレビと日本テレビのライバル関係とは、【東京中央主義】のフジテレビと【地方連邦主義】の日本テレビとの対決である。朝日テレビやTBSが90年代を中心に平日夜の久米宏と筑紫哲也による社会派報道番組に力を入れていたのたいして、フジと日テレの両局は庶民派という分野で意識し合うライバル同士である。

たとえば 「笑っていいとも」82~ は、アルタという狭き場所からのマジョリティ化(多数化)に成功したフジテレビである。人を笑うということは伝統的に失礼だったのだが、アルタ好きの数人の 「いいとも」 の返事だけで許可を得たふりを獲得するにいたったのだ。そこで日本テレビが 「笑ってこらえて」96~ と、ちょっとした歯止めをこしらえてくれた訳である。

実際のところ、両番組の行動範囲を見て頂ければ一目瞭然。新宿アルタと日本全領土のちがいである。都会文化を利用した田舎茶かしがフジテレビで、田舎を茶かすも一理ありが日本テレビである。「ズームイン」79~11 も初期の時代は地方とのネットワーク連携に力を入れていたし、「ケンミンSHOW」07~ で頑張っている日本テレビ系列である。

「いいとも」 の司会者タモリは、「ダサイタマ」 の提唱者でもあった。そういうマジョリティ意見を利用した地方侮蔑を食い物にする、そんな才能を根に持つ者は日本テレビには似合わないのかも知れない。今日では主要四局の中で日本テレビの出演が激少なタモリなのである。

全く安上がりな自己君臨化を計画するフジテレビ体質は 「めざましテレビ」96~ の命名にも認められる。みんなが目覚める時間を計らっては、ちゃっかり自分は目覚まし時計に変装し、まるでフジテレビがみんなを起こしてやった雰囲気を作ろうとするからである。結局は他の山々が苛立つ様子を描きながら、自らの富士山壮大化演出に励んでしまうのである。おそらく逸見政孝(93没)の不在によって、フジテレビの自己富士山化が促進させたのだろう。「いいとも」 の視聴率低下から再編成なり打ち切りとなる際には、逸見氏のしたことを振り返ってみるのもよいだろう。



TBS 対 テレビ朝日

TBSを見ていると、何か社会主義的というか公務員向け番組という雰囲気がしてならない。まあ~民放四局の中では、一番NHKに近い感じである。

簡単に言ってしまえば、TBSは【ご意見番中心主義】で、テレビ朝日は【議論多様化主義】である。「金八先生」79~11 や 「アッコにおまかせ」85~ や 「サンデーモーニング」87~、「朝ズバ」05~ は、いずれもわかりやすい御意見番必修番組である。「からくりテレビ」96~で大活躍である明石家さんまは、96年以降、テレビ朝日の出演が激少だと言う。おそらく 「からくりテレビ」 のさんまは目立たぬ御意見番であって、多様性の中の一人としておさまる物言いには適さない結果であろう。

「人」 という漢字は、人と人が支え合って出来ていない。支える人と支えられる人で出来ている。TBSに出演する際には、御意見番を支えるように細心の注意が必要である。最近では御意見番役にあたる張本勲を支えなかった江川紹子だったという噂だが、テレビ朝日だったならば、即降板の事態までにいたることはなかろう。



共和制と民主制

やや的外れな分類になるが、共和制的なフジテレビとTBS、民主制的な日本テレビとテレビ朝日だ。フジテレビは富士山、TBSは御意見番を中心に据えて番組作りをする傾向にあり、日本テレビは地方回りにテレビ朝日は個性的議論人の発掘に精を出している。つまり共和制的テレビ局は、ブッシュ大統領のように 「俺様が公共の基準」 と意気込み、民主制的テレビ局は、オバマ大統領のように 「俺様にも言わせろ」 と騒ぐのである。

おそらくタモリが日本テレビと相性が合わず、さんまがテレビ朝日と相性が合わないのは、ある種の共和制と民主制の対立による。それぞれ各局にはそれぞれの組織体質があり、各個人の素質と無意識にも相性がかかわっているのであろう。間抜け分類ではあったが、ここに簡単に整理しておく。

ーーーーーーー| 庶民派 | 社会派 |
共和制 | フジ  | TBS |
民主制 | 日本  | 朝日  |

いやはや、なんだかんだ言っても、所詮テレビ局自体は共和制気分で言論の自由もしくは暗黙の自由を基準としているので、フジテレビやTBSの方が正直であろう。しかし少しでも民主的な風潮も進めないと困るので、日本テレビやテレビ朝日も頑張れ。暗黙の自由、つまり報道しない自由とは、やっぱり僕ら日本社会のためにあるのだろう。



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  1. 2011/07/06(水) 05:29:43|
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