思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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女神様の気持ち

むかしむかし女神様は、一人で暮らしておりました。それはそれはとても淋しゅう生活でありまして、ふと自分を見てくれる存在をこしらえようと思いついきました。

しかし女神様は生まれつき、とても恥ずかしがり屋でもありました。そこで直接ご自身を見られることがないよう、しかも自分の存在を気付いてくれるようにと、人間という物をこしらえることにしたのであります。

そこでまずは空間と時間を作り、やがて人間が住む海や川、山や谷が出来るように計画しました。もちろん食べ物や草花、色んな動物など、女神様が絞り出せるあらゆる知恵を、一つも余すことなく考え出せる限りの存在を計画したそうです。

その中で女神様が一番苦労を重ねて編み出した存在とは、幸福と不幸だったらしいと私は聞いています。それは他者の幸福を羨む気持ちと自身の不幸を恨む気持ちを用意し、女神様ご自身の存在を気付かせるような仕組みをそこに組み込んだそうです。つまり女神様にとって、誰にどんな不幸が割り当てられるかはどうでもよいことなのであって、ただ女神様はご自身の存在に気付いてもらいたいだけに計画されました。

しかし女神様があらゆる知恵を絞って計画されたことを考えるならば、誰にどんな不幸が割り当てられるのかと言った問題は、女神様にとっても大き過ぎて納まりきらなかった問題なのか、それとも女神様の熟考の末、どうでもよいと判断されたささいな問題なのかが、たいへん迷うところであります。

たとえばエミリー・ディキンソンが言うには 「人生は憎みきれるほど長くない」 とのことですが、女神様がそのように人生を作ったのならば、誰にどんな不幸が割り当てられたかは問題ではなく、それぞれ各人へ割り当てられた不幸な人間たちが互いに行う活動を、女神様が自らを気付いてくれるようにと、こしらえ眺めていることの方が重大問題と思われます。

多分、不幸とは女神様の熟考によって生じるよう計画されたものでありましょうから、自分に割り当てられた理由をあれこれ考えるより、不幸とは女神様がこしらえたすべての存在から判断するのが最適と思われます。



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  1. 2010/10/28(木) 18:27:05|
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