思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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視界の不思議

どうやら、我々は、目を使って、見ているらしい。

そこで突然ではあるが、昔から不思議でならないことがある。それは、【視界】という奴である。視界とは、山や海などを映してくれる有り難いものなんだが、それはそのまんまの真の実在の山や海などを映し出したものではない。つまり色眼鏡を通して見ているようなものなのだ。

すると、その視界とは、一体どこに映されているのかが、急に気になってくるのである。たとえば映画なら数十メートル先のスクリーンって奴に映っているのがわかるし、テレビならば、たまに布なんかで画面を掃除する際に、手の感触からか、ここに映像が映されているのかと満足できる。鏡なんかは、もっとすごい。向こう側の自分に触れようと手を伸ばしても、鏡の面で遮られてしまい、ここに映し出されているかと納得してしまう。しかし自分がまぶたを開いた時に見える、この視界がどこに映っているのかは、さっぱりわからないのだ。

図鑑なんかを覗いて見ると、目の断面図があって、レンズを通って屈折し、網膜とやらに逆さに映されているらしい。しかし網膜に写された像が、そのまま、今見ているこの視界とはちがうのだ。実際、今視界に映っている、"この文字"のあたりを手でこすってみたが、網膜らしき感触が全くないのだ。やっぱり図鑑の言うとおり、網膜とは顔の中の方にあると思う。

仕方がないので、もう少し図鑑を読むことにした。二つの目で見ているのに、何か一つの視界に見えるのは、どうやら脳で何か調整しているらしい。と言うことは、脳の中に視界というスクリーンが隠されているのか、はたまた脳がどこか体内にある秘密の会場で視界というスクリーンを見ているのかと、考えてみたくなる。

そもそも【意識】とかも【視界】と同じく、なかなか怪しい奴だ。こちらが何とかしようとしても、どうにもならない自然と映し出されてしまう視界の中から、その部分部分を意識は選別して見ているらしい。視界の中で、ちょっと気になる動きなんかがひょいっと生じると、意識が動くのが自分でもよくわかる。視界というスクリーンが一体どこにあるのかわからないが、意識とかやらも、負けずに一体どこにあるかわからない。

そんな悩みの中、ちょっと友達と正面を向かい合いながら話している時に、友達の意識の場合は、どこにあるのか探って見た。よくしゃべる奴なので口にあたりを、まずよく見てみた。すると何やら不思議そうにこちらを見ている気配を感じたので、ひょっとしたら意識とは、目の奥の方にあるのかも知れない。しかし人々の様子を見ていると、【視界】や【意識】が、一体どこにあるのか不思議に思っていないことが、また不思議である。



やはり、「視界とはどこにあるのか」と尋ねること自体、おかしいことかも知れない。見ているのは、山や海などではなく、光らしいのだ。テレビや鏡のようなスクリーンも、光の放射媒介である。【どこ?】と尋ねることは、全体的な場の中の、ある広さを持つ部分的な場を尋ねることなのである。[視界はどこ?]と尋ねる時に、地盤となる全体的な場の像が見当たらないために、わからなくなるのである。テレビや鏡は、その周辺の三次元空間という全体的な場があるから、その部分的な場として認識出来るのである。

そもそも我々の認識とは、必ずしも三次元空間の部分的なブロックが集まった全体的三次元空間からなされる訳ではない。目、網膜、神経、脳は三次元空間内にあるが、この見ている視界や意識は、その三次元空間モデルとは異なった領域なのである。【視界】の不思議とは、三次元空間モデルを基礎とする【物】的な思考のみではなく、【事】的な思考の重要性が含まれたもので、他の日常的な三次元空間モデルに属する領域にも応用できる思考となろう。



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  1. 2010/07/28(水) 18:10:06|
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