思考の社会学 ~心理学革命~

人それぞれ、様々な個性的思考のもと、論議し生活している。我々は人々に影響を与え、影響を受け、時代が変わってきた。 そんな様々な思考が交錯することで生じる時代変化など、心理学的にまた社会学的に考察する。

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God is a concept.

God is a concept by which we measure our pain.



John Lennon は 「神は苦悩を計る概念」 と歌った。確かに 「神」 は人間が抱いている考えである。

遡ること1966年、ジョンは 「今やビートルズはキリストより有名だ」 発言によって、キリスト教文化圏で騒動を起こしていた。それは有名なるイエス・キリストを持ち出してなされる教会の説教にたいして、皮肉もしくは冗談を語ったものだろう。


I don't believe in magic.

I don't believe in I-Ching.

I don't believe in Bible.

I don't believe in Tarot.

I don't believe in Hitler.

I don't believe in Jessus.

I don't believe in Kennedy.

I don't believe in Buddha.

I don't believe in Mantra.

I don't believe in Gita.

I don't believe in Yoga.

I don't believe in Kings.

I don't believe in Elvis.

I don't believe in Zimmermen.

I don't believe in Beatles.



ジョンはすべてを疑った。みんなそれぞれが、自分の知識をそれぞれにもっともらしく披露している状況を見て疑った。それはソクラテスの【無知の知】やデカルトの【我思うゆえに我あり】、あるいはフッサールの【判断中止】にいたった動機と同じものであった。 (アルバム 「イマジン」 収録の Give me some truth は、明らかに God の懐疑論にいたる最初の動機に相当したものである)

ジョンは 「神」 だけを疑ったのではない。「キリスト」 より有名だと言った 「ビートルズ」 さえも含めているのである。

フランスのデカルト (1596-1650)の場合は 「我思う」 から合理主義的思考を無意識に拡張して行った感じであったが、ジョンの場合はイギリスのヒューム (1711-1776) と似た懐疑論の立場に近かったと言ってよい。





そして God に続いて歌われた曲が Imagine である。

イギリスのロック (1632-1704) が 「白紙」 からの知識形成を考えたが、ジョンは権威ある知識階級の考え方にたいして、新たに白紙に戻した他の考え方を示した。それはギリシャ語から 「ユートピア」 という造語を作ったイギリスのトーマス・モア (1477-1535) の方法と等しい。



Life is very sort and there's no time.

ジョンはイタリア・ルネサンスからドイツのカントまでの時代を、イギリス経験主義の立場から曲に残した。決してトーマス・モア、ロック、ヒュームなどとのイギリス的類似は偶然の一致ではない。

カント以降の曲は、おそらくボブ・ディランが始めたと思う。ディランはカントを読んでいたし、キーツ、ランボー、ニーチェなども読んでいた。ジョンとディランをつなぐ書、それはマンハイムの 「イデオロギーとユートピア」1929 であろう。

そんな訳で、私はジョン・レノンを引き継いで 「神」 を前提する。



さあ、ハンブルクの実存主義よ、早くフランス構造主義を捕まえろ!



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  1. 2011/10/27(木) 17:40:10|
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